コミュニティづくりから始まる、新しいお酒のありかた。

マーケティング基礎

2019.12.07

三浦 奈生

マーケター三浦 奈生

寒くなってきた今日この頃、お酒大好きな私としては、日本酒の熱燗なんかが飲みたくなります。ちなみに、半年前にはこんなことを書きました。

ローカルの●●離れはこうして解消しよう。

たぶん来年の4月頃には「お花見ですね、外でワインなんかも美味しいですね」と言っていると思います。笑

20歳以上男女のうち3割以上はお酒を飲まない

お酒離れが進んでいるということは、上記の記事でも書かせていただきました。
とある調査では20歳以上の男女のうち3割以上がお酒を全く飲まない、とのこと。

進む若者の“酒離れ”。20代男性は39.8%が「月に1度もお酒飲まない」

ちなみに2016年に同じ調査をしたときよりも、1.6ポイント増えており、国税庁のレポートでも平成8年度をピークに酒類販売(消費)量は年々減少しています。

毎年11月の風物詩になっているボジョレー・ヌーヴォーもピーク時に比べ減少止まらず、特に若年層に飲んでもらうことはなかなか厳しい状況のようです。

お酒を好きになってもらうにはどうすればいいのか

値段は手頃で美味しいものもたくさん有り、どこでも買えるワイン始めアルコール類は、4PのProduct、Place、Price、は既に抑えられているといってよいでしょう。

ではPromotionは?というと、タレントが美味しそうに飲むCMか動画広告、WEB広告など、媒体は違えど訴求する内容やシーンは昔からさほど変わってないように思います。(そもそもワインのCMや広告はあまり見かけないですね)

そもそもワインを始め、お酒離れを食い止めるには、プロモーションの前にそれ自体を好きになってもらう必要があります。

プロモーションだけでは「好きになってもらう」ことはできません。

この「好きになる」には、

①お酒そのものの味を好きになる
②お酒がある場やシーンを好きになる

の2つで構成されると考えています。

と思っていたら、ちょうどこんな取り組みが始まるようです。

『2019年12月16日、ワインを創れるラボ型ワインバーが秋葉原にオープン』

キッコーマングループが手掛ける、オンライン上で自分だけのオリジナルのワインが1本から創れる「WINE BLEND PALLETTE」と、100種類以上のワインを定額で飲める店舗「nomuno」がコラボレーションしたワインバーとのことです。

ここがユニークかつ、面白いところは、ただ色々なワインが飲めるだけではなく、「自分が創ったワインをお店に置けたり」「1日店長としてイベントを企画できる」というところ。

お酒好きな人(=ファン)にとって、これほど嬉しくて特別な体験はありません。そして、そこに人が集まる「場」を組み合わせることで、お酒好きでなくても興味を持つ人が増えてくるかと思います。

知らない人のオススメより、自分の知っている人がオススメするものを買う時代。
「お酒がある場やシーンを好きになる」要素を散りばめた取り組みです。

静岡でも実現できる?

日本酒の酒蔵も多い静岡なら、日本酒の場づくり、コミュニティづくりも面白そうです。

・酒蔵でmy日本酒をつくって、県内の飲食店で提供する
・料理教室で日本酒をつかった料理や、ペアリングフードづくりを体験する
・イタリアンレストランなど、ふだん日本酒を置いてない店で定期的に提供し洋食好きな人にも試してもらう

従来の一方的なプロモーションでなく、「場」を活かしたコミュニケーションがこれからの販促の主流になるかもしれません。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

Photo by Kym Ellis on Unsplash

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