『ワタシが一戸建てに住むまで』~7 外構工事~

マーケティング基礎

2019.06.15

古川 悠作

マーケター古川 悠作

こんにちは。古川です。

前回は、“⑥建具、照明などの選び方”をテーマにお話をさせていただきました。
さて、今回のテーマは“外構工事”についてお話をしたいと思います。
前回記事:『ワタシが一戸建てに住むまで』~6



エクステリアは第一印象を決める「顔」

外構工事は、建物本体以外の外部回りの工事で、家の周りを囲うフェンス、玄関回り、駐車場のコンクリートなど、外から見られる場所だからこそ、本当はじっくりと考える必要がある部分だと思いますが、後回しにされがちです。

大げさかもしれませんが、外構はその家と住む人の第一印象を決める「顔」だと思います。実際に、家づくりは最初からエクステリアごと考えなければ、取り返しのつかないことも多いようです。なぜなら、外構のデザインは後からでも考えられますが、どこに何を作るかという配置については、 家を建ててから変更するには限界があるからです。

そこで、住宅メーカー・工務店の皆さんが「外構工事」からユーザーアプローチできる方法を検討してみました。まず、外構工事が後回しにされる理由を考えてみましょう。

①固定資産税の評価査定
固定資産税の評価査定に外構が影響するという誤解。実際には、基礎がる物置小屋の設置や、3方を壁に囲まれたガレージを作るなどしない限りは、固定資産税に影響はありません。

②外構費用の支払い
外構費用も住宅ローンで支払う人も多いと思います。住宅ローンの融資が実行されるのは建物引き渡し時となります。建物の工事費用は、契約時、着手時、上棟時、引き渡し時の4段階にて分けて支払うことが多く、自己資金はそれらに充当することがほとんどです。

つまり、引き渡し時に外構まで完成させようとすると、外構費用が自己資金でまかなえないのです。最初にもお話をしましたが、外構を後回しにすることが致命的な失敗を招く恐れがあります。 取り返しのつかない失敗を防ぐためには、建物計画の段階から外構についても考えていくことが重要です。こういった部分をはじめからユーザーにしっかりと説明することもポイントになりそうですね。

差別化のポイント

住宅メーカー・工務店さまの展示場、モデルハウス、完成見学会などで、実物を見ながら、家に帰ってきて、車やバイク、自転車を停める広さの確保、玄関までのアプローチはどのように動くか。木や花などを植える、家庭菜園をするスペースなどは作るのか。車を買い替えときの駐車スペースの確保など、ユーザーのライフスタイルに合わせて、外構も含めて提案されるとユーザーの心を揺さぶることにも繋がると思います。

具体的には、

・展示場、モデルハウスで、ガーデンニングDIY体験をしながら、外構の勉強会を開催
 ※外構に対する知識を楽しみながら習得できる場を提供

・外構のミニチュア工作づくり体験
 ※外構についての勉強会を交えながら、実際に自分の家を建てる時にどんな作りにしたいのか工作

・外構事例のツアー開催
 ※実物を見ながら、オーナー様のこだわり、真似できることをイメージしていただく

・Webサイト、SNS内で外構の配置について失敗を防ぐためのポイントを抑えた事例を紹介
 ※メンテナンスの部分も含めた内容にすると高額な費用が発生するという失敗も防げることが伝えられる

など、ユーザーが快適、安心な暮らしをプラニングする住宅メーカー、工務店であることを伝えること・示すことが必要になりそうですね。

今回は、外構工事をテーマに紹介させていただきました。
次回は「家具、カーテン選び」をテーマにお話させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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