「空港」という場所での時間のデザイン。

ローカルコラム

2020.01.23

三浦 奈生

マーケター三浦 奈生

こんにちは、三浦です。

年末年始は飛行機で帰省や旅行に行かれた方も多いかと思います。私はここ1ヶ月で、九州・中国地方に行く機会があり、それぞれ羽田空港から大分空港・広島空港へと行きました。(本当は静岡空港から行きたかったのですが、ちょうどよい便がなく泣く泣くあきらめました)

空港に行くたびに思うのが、空港という場所はフライト前後の限られた時間を素敵にデザインする仕掛けや工夫がたくさんあるなということ。

フライトまでの時間をうまく潰せる、だけでなく、空港に行くこと自体が目的になったり、空港にいる時間をどれだけ充実させ、楽しめるか、に取り組んでいるなと思っています。

利用客は、

・国内外のビジネス利用客
・国内外の旅行客(個人・ツアー)
・空港店舗でのショッピング・グルメを楽しむ客
・単に飛行機や空港が好きで来ている客

など様々で、かつ、滞在時間もおそらく1~3、4時間程度でしょうか、それぞれです。

(個人的には、もともと、飛行機に乗るわけでもないのに羽田や成田空港に行くほど、飛行機や空港という場所が好きなのですが、おそらくそれは少数派。ほとんどの人の目的は、飛行機に乗るためだと思います)

例えばビジネス利用客。
仕事に集中できる有料ラウンジはもちろん、羽田空港にはゴルフレッスンのできる施設があります。ホテルのフロントのような上質な空間に、カフェや試し打ちができるスペース。

例えば旅行客。
こちらも羽田空港ですが、空港内のとあるカフェではコーヒーを購入した際、スタッフの方から「どちらに行かれるんですか?」と声をかけられました。短い時間でしたが、「良い旅を!」と送りだされるのは、空港ならではの旅の気持ちを盛り上げてくれます。

他にも空港限定のグルメやギフト、地方空港であれば、その土地ならではの魅力で旅人を迎えてくれます。(温泉どころの大分では、大分空港内に足湯がありました。)

最近は一つの場所に対して一つの役割、ということは薄れています。

高速のSAであれば休憩するだけでなく、観覧車や、足湯などテーマパーク的な要素があったりします。百貨店では単にものを買うだけでなく、コワーキングスペースを設けることで、従来の買い物客だけでなく、その場所を使って勉強したり、仕事をする人も集まります。

元々の業態にプラスして、新しい価値を与えることができるとより一層魅力的な場になるはずです。もちろん、機能や設備をやみくもに加えるのではなく、そこにいる人の気持ちや振る舞いがあってこそですが、今までのかたちにとらわれず、そこに来る人たちにどんな気持ちになってもらいたいか、考えることで、新しい「場所」のありかたが見えるのかなと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

Photo by Oskar Kadaksoo on Unsplash

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