熱海市に必要なのは外需か?それとも内需か?

ローカルコラム

2020.10.20

朝香 和直

マーケター朝香 和直

こんにちは、朝香です。

私の住んでいる熱海市は観光客で賑わっています。
GoToキャンペーンGoToEatなど、政府の打ち出す観光誘致施策の効果が出ているなぁという印象です。

もし今賑わっている観光客がいなくなってしまったらどうなってしまうのでしょうか。
今回は熱海に住む一人の人間として、観光地の今後の在り方について考えてみたいと思います。


観光地に暮らす地域住民は少なからず「不」を感じている。

不=不平・不満・不条理・不合理など。
なぜ不を感じているのか?をまとめてみます。

駅の近くや道路がいつも観光客で混雑している
観光地の駅構内や周辺のお店、地元の人が利用するようなスーパーも土日はもちろん、観光シーズンは平日でも混雑しています。観光に来たお客様の中にはマスクをせず大声で騒いでいたり、大人数で行動をしている方もいて、ちょっとしたストレスです。熱海で暮らして3年になりますが、未だに何とかならないかと考えています。

商品の値段が高い・選べない
街自体がそもそも観光客の満足度を重視する傾向にあるため、地域に暮らしている住民への配慮や恩恵が少ないと(あくまで個人的に)思っています。そもそも購買ターゲットが所得の高い関東圏内からの観光客を想定しているので、日常品や食料品を買う場所も限定されるのです。

観光スポット以外、何も無い
住民への恩恵が少ないと感じる面はもう一つあります。
それは、「地域住民の生活を豊かにするお店が少ない」ということです。チェーン店や娯楽施設だけの話ではありません。子供と一緒に遊びにいく公園ですら観光客でごった返しています。


特にこのコロナ禍、観光地に暮らす人々は日々増え続ける観光客に恩恵を感じることなく、増加の一途を辿るコロナ感染者に怯えながら生活をしなければなりません。そして自分たちは行動を制限されなければいけないという不平等感を少なからず感じている人もいるのではないでしょうか。

私はここにすごいビジネスチャンスがあると思っています!!

このLOCAMA!でも「不」=「ニーズ」というお話を多くさせていただいています。

不の力が強ければ強いほど、解消した時の反動は大きくなり、この反動が熱海市におけるイノベーションになると考えています。

例えばこんな解消策はどうでしょうか??

①地域に住まう方の不を顕在化させ、解消する

地域に住んでいる人の不と、この不を解消しますといった地元企業のマッチングを実施。
行政や他人に任せるのではなく、自分達で解決ができる!という事実を発信し、市内でのモノ、コトの流れを加速させます。加速させることにより内需が増えていき、観光客に依存しない売上の確保を実現します。

②不要なおもてなしはしない

観光客の増える週末はセルフレジやキャッシュレスを積極的に採用。
対面でなければものが買えない、売れないという思い込みを捨てる。週末にかかる経費をこうした設備投資に回したり、 プロモーションへ活用してみてはいかがでしょうか。

上記はあくまで個人的な考えであり、考えたいのは観光地としての在り方です。

観光客に依存し、その地域に住まう人間への施策を二の次にするのか。
それとも地域への還元を第一に考え、一緒になって観光地を盛り上げていくのか。

私は必ず後者を選びたいと思っています。

ただでさえ移動が制限される昨今、目を向けるべきは「外需」ではなく「内需」だと思っています。

内需を考える際にも、自分たちがしたい事ではなく、身近にいるお客様の“不”に対してアンテナを貼り、分析する。その上で自社のSTPを定め、販促へ移す。 難しい事ですが、実現できたらきっと観光客にとっても地域に暮らす人間にとっても熱海市が自慢の街になると信じていますので、こうした発信だけでなく目に見える形で活動を進めて参ります。

長文となりましたが、最後までお読みいただききありがとうございました。

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