スポーツ界に見るファンマーケティング。

ローカルコラム

2019.05.22

三浦 奈生

マーケター三浦 奈生

わたくしごとですが、最近、今更ながらプロ野球に大変興味を持っています。
きっかけは、身近な人が野球ファンで、球場に試合を見に連れて行ってくれたこと。
(ちなみに私は千葉県出身なので、マリンスタジアムでのロッテ戦。)

難しいルールはわからないけれど、ファンの応援の熱気、花火や、試合の合間にあるショー的要素、美味しいビールとおつまみと、球場の雰囲気にすっかり虜になってしまいました。

以前は野球というと、父親がナイター中継を晩酌しながらTVで見ているイメージで、面白みがわからなかったのですが(野球ファンの方、ごめんなさい)、180度その印象が変わりました。

試合が終わった帰り道、今日気になった選手を検索してinstagramを見つけたり、チームの公式アカウントをtwitterでフォローしてみたり…
すっかりはまってしまいました。

コアファン増加へ舵を切る

そんな野球をはじめとしたスポーツ界ですが、ほかの業界と同じく、競技、さらには競技だけでなく他のエンターテインメントが多様化していることで、ファンの獲得が難しくなっているそうです。
ファンが少なくなれば、財源も減少しチーム存続にかかわる問題。下記の2つを考えるのが妥当でしょう。

・新規顧客をどのように獲得していくか
・既存のファン(ファン予備軍)をいかにリピート化・コアなファンになってもらうか

私が見る限り、スポーツ業界は後者の「コアファン化」「ファンマーケティング」に注力しており、またそれがある程度成功しているように感じます。

背景としては、環境の変化=スポーツ界(チーム)とユーザー(ファン)の新しい「接点」が生まれたことだと思います。

・Facebook、Instagram、twitterなどのSNSの台頭
・TV放映に限らない視聴方法の変化

SNSにより、試合に勝った負けたの情報だけでなく、選手のオフの風景や、練習など舞台裏を発信したり、ファンとコミュニケーションをとったりすることで、より身近で親近感を芽生えさせています。
また、DAZN(ダゾーン)に代表される動画コンテンツ配信サービスは、有料とはいえど、マニアックな試合まで網羅し、さらにそれをスマホでいつでもどこでも見られることで、よりファンの囲い込みに成功しています。

このような環境の後押しに加え、「ファン感謝デー」のようなリアルなコミュニケーション機会を増やし、「嬉しかった」「楽しかった」というプラスの感動を共有してもらうことで、さらにチームや選手を「応援したくなる=ファン化」がうまくいっていると考えます。

「応援してくれる」ファンづくり

これはスポーツ界に限らず他業態でもあてはまるはず。
自社や自社の商品やサービスを「応援してくれる」顧客をいかに増やすか。

「同じような嗜好性の新規顧客を、とにかく大量に獲得する」という時代が落ち着き、日本の人口は減少の一途、さらに顧客の好みがより細かくパーソナライズしている昨今、「自社に合った顧客を大切にして企業が発展する」というのは、これからのマーケティングの主流になるはずです。

チーム(企業)が強くなるからファンがつくのではなく、
ファンがつくからチーム(企業)が強く大きくなる。

ではどのように「応援してくれる」ファンを獲得し、増やすか。

長くなりましたので続きは次回に書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

SNS SHARE