100円ショップはコンセプト自体がプロモーション?

ローカルコラム

2019.07.01

朝香 和直

マーケター朝香 和直

こんにちは朝香です。

最近よく100円均一のお店を利用します。
マーケティングの有名な話で、「顧客はドリルを買うのではなく、ドリルを使って開けた穴を求めている」というのがあります。つまりドリルを売るのではない、といった話がありますが、100円均一を利用する消費者は何を求め100円均一のお店に行くのでしょうか?

なぜ100円ショップは魅力的なのか

私の場合、これが欲しい!といったものではなく、自宅で誕生日会をやる、友人達のBBQをやるといったイベント事がある時に「100均なら何でもあるだろう」といった期待感から足を運びます。そこで、なぜ100円均一のお店はこれほどまでに人を惹きつけるのか考えてみました。

①商品開発
某100円均一ショップでは約7万点のアイテム、毎月700種類の商品開発をしているそうです。他店舗でも毎月400~600アイテムを入れ替えているとのこと。需要のある商品を見極め、商品開発し、取り揃えていることがわかる

②価格
商品ごとに利益率の違うマージンミックス戦略を活用。原価が100円のものもあれば50円のものもあるがユーザーはそこまで知らない。ユーザー側からすると、全て同一価格なのに価格以上に商品への価値を感じられる。100円相応に感じるものもあれば100円以上の価値を感じるものもあるため、複数の商品を購入しても損をしたとは決して思わない。

③立地・店舗数
郊外の路面店を中心に店舗展開してきたが、一定の集客が見込めるとして都心のオフィスビル内やショッピングセンター(SC)へのインショップも増えている。オフィスビル1階に「ザ・ダイソーBiz(ビズ)」といったコンセプトの店舗などもあり、購入ターゲットを明確にした品ぞろえのある店舗づくりが進んでいる。差別化が進む事で100円ショップのはしごをするユーザーなどもおり、店舗数の差は大きな問題ではなくなってきている。

④プロモーション
「#〇〇」といった内容でSNS投稿をするユーザーが多く、新商品や商品の使い勝手などのレビュー系記事も目立つ。100円ショップで購入した商品を使ったライフスタイルの発信は多くのユーザーにフォローされており、企業側が熱心に費用をかけて広告をかける必要性があまりないのかもしれない。

4Pで分析をしてみてわかったこと

消費者を飽きさせない商品力、商品調達力を様々な消費者のニーズに合わせていると思います。

私は「〇〇がしたいから〇〇が欲しい」といった目的に合わせて、「A店なら置いてあるだろう」と100円ショップをイメージして購入します。必要なもの以外にもついつい購入をしてしまうため、複数の商品を購入してしまうので、100円ショップの戦略に乗せられていますが、、、これまで買って後悔した記憶がありません。あったとしても100円だからいいか、とリスクがないことが多く、むしろ100円でここまでのことができるか!という満足度の方が高いと感じます。

最近ではSNS上で「100円ショップで購入した商品」を活用したライフスタイルの発信記事をよく見るようになりました。企業側が熱心に広告費用をかけなくても、100円均一というブランドイメージ、コンセプト、使用感、が集客の要因につながり、その集客を守るために商品を開発、調達、入替ができるじゃないかと思います。

  • 「何でも揃う」という満足感
  • 1消費者がもつ「複数のニーズに商品を合わせられる」利便性
  • 100円だから…というリスクヘッジ

が、多くの人を惹きつけるのだと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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