「南九州移住ドラフト会議2019」から学ぶ3つのヒント。

ローカルコラム

2020.01.29

朝香 和直

マーケター朝香 和直

こんにちは、朝香です。
今日は面白い地域の取組を見つけたので、紹介したいと思います。

「南九州移住ドラフト会議2019」といった取組をご存知でしょうか。


プロ野球で開催されているドラフト会議を真似ているのですが、移住者を受け入れたい地域=「球団」と、移住志望者=「選手」が互いにプレゼンを行い、地域が移住志望者を指名するといった企画です。

指名が複数被ったらくじ引き。指名が成立した移住希望者と地域には期限付きの「独占交渉権」か生じる、簡単に説明をするとこういった企画となっています。

また、すぐに移り住まなくても良く、間接的なつながりを継続することで地域と関わりを持てるところもいいなと思います。

私はこの企画に地方創生のヒントがあると思っています。


ヒント①:自地域や自分自身の強みや良さに改めて気づく

移住者を受け入れたい地域(球団)=自地域を選んでもらうために自分たちの街には何があるか?どんな魅力を伝えられるかをリサーチし、今一度、自地域の良さに気づき、愛着を持つことができます。

一方、移住志望者(選手)=自身は選んでもらうために、その街に対してどんなことができるか?何をやってみたいか?を考え、移住する先にとってどんなところがプラスになるかを考え、自分自身が持つ価値を再認識することができます。

双方にとって強み・価値を再理解する場となるだけでなく、自らを選んでくれる先は何に期待感を持ってくれているのかが棚卸されるため、地域に還元しやすいのでないかと思います。


ヒント②:離れていても繋がっている「第2のホーム」

本企画で実際に移住をし、地域の企業で働いている方もいるそうですが、中には移住をしないで、期間限定でその地域に寄っては地域との関わりを持ってまちづくりに参加する人、リモートで間接的な繋がりを持つ人もいるようです。

例えば沖縄が好きだとして、定期的につながりを持とうと思いますか?現実的には、多くの方が持とうとしない(というか持てない)と思います。

それは「選ばれている」といった主体性が欠けているからではないでしょうか。例えば、今回の企画で取組を始め、第2のホームとして自分自身が「この地域のために何かしたい」といった感情が主体性を生み、外部の人間であっても地域に受け入れられるのだと思います。


ヒント③:新しい風を吹かせる事ができる

人口減少や高齢化が進む地域では新しい情報や産業が生まれにくく、元々住んでいた人も都市部に移ってしまうということもありえるかと思います。住んでいる方達には当たり前すぎてわからないことだとしても、第三者が見れば価値があり、新しいアイデアが浮かぶかもしれません。

情報をオープンにすることで色んな人に興味を持ってくれる可能性があります。その地域に住みたいと考える人の「こうしたい」「こうなってほしい」といった気持ちは、従来その地域に住んでいる人達をも動かすパワーになるのではないでしょうか。

私が住んでいる熱海もそうですが、静岡県の中でも人口減少が増え続けている地域は多いと思います。だからこそ今、改めて自分たちの地域のことを考えて、“何を”だけでなく“誰と”一緒に盛り上げていきたいかといった考えが地域活性のヒントや人を動かす源になると強く感じました。

(ぜひ、静岡県でもこの取組を行うために動きたいと思いますので、一緒に動いてくれる方はご連絡お待ちしております!笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Photo by The Climate Reality Project on Unsplash

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