静岡の魚を、子供が好きになってくれるには。

ローカルコラム

2019.09.11

三浦 奈生

マーケター三浦 奈生

こんにちは。三浦です。

私ごとですが、自分はずっと千葉・東京に住んでいて、ちょうど2年前に静岡県に引っ越してきまして、初めて見ること・体験することは多々あったのですが、その中でも特に印象深かったことがあります。

それは、ファミリーレストランやラーメン屋さんなど、外食をした際にレジ横に、お子様向けのお菓子やちょっとしたおもちゃがあることです。

飴やガムなら分かります。
大人向けでも焼肉屋さんなどに行くと帰りがけに貰えます。

でも子供向けの、一つ一つ袋に入ったちょっとしたおもちゃを「(例えば)小学3年生以下のお子さんに」と言ってプレゼントしているのは、静岡に来るまで知ることがありませんでした。

少子化、人口減で段々とその数は減りつつあるものの、子供のいるファミリー層集客を狙ったものであることは確かですが、わかっていても、子供が喜ぶサービスのあるお店はやはり選んでもらいやすいかと思います。

ファミレスなど外食に限らず、小さい時から「嬉しい原体験」をいかにしてもらうか。
特に今やあらゆるものがスマホだけで買えてしまう中、いかに選択肢に入れてもらうか、体験してもらう機会を作るかが大事になると思います。

「ファミレスに行くと美味しいものが家族と一緒に楽しく食べられて、しかも帰りにおもちゃも貰える!」というだけでなく、他にも例えば、

・メーカーの工場見学(商品を知って愛着を持ってもらう王道)
・日清カップヌードルミュージアムのような複合施設(商品をポジティブに体験)
・キッザニア(商品でなく、職業として体験できる)

…と、各社、子供との接点構築を図っています。

この話は、「消費する側」だけでなく「提供する側」にも当てはまるかと思います。

どの業界も人手不足は深刻な課題ですが、特になり手が減ってきているのが第一次産業。
海・山と豊富な自然に囲まれている静岡も、農業に関しては法人での新規就農により増加傾向なものの、漁業に関しては右肩下がりとなっています。

5K(きつい・汚い・かっこわるい・稼げない・結婚できない)と呼ばれるように、ネガティブイメージが払しょくできていない側面としてあることと、そもそも、将来担い手になるかもしれない子供との接点が少ないとすれば、それに対する施策が必要かと思います。

例えば、

・魚を食べる機会を増やす
 水揚げしたばかりの、獲れたての美味しい魚を食べられるツアー
 比較的海が近い静岡ならではの地の利を生かし、美味しい魚を知ってもらう
 ※親向けに、調理が手間な魚を美味しく簡単に食べられるレシピを開発・発信し、食卓にあげてもらう

・漁業に対するイメージアップ
 海釣り体験や、マグロの競り体験などを通じて、身近に感じてもらう
 自分たちで養殖した魚を給食として食べる

ちなみに2、3年前でしょうか、「石巻の漁師が海の上からモーニングコールをしてくれる」という企画が話題になりました。

FISHERMAN CALL|フィッシャーマン・コール
世界初!漁師がつくったモーニングコールサービスが誕生。朝が弱いあなた、どんな朝早くても石巻の現役漁師がバッチリ起こします。
http://call.fishermanjapan.com

こちらのフィッシャーマン・ジャパン(https://hitman.fishermanjapan.com)の取組ににおけるターゲットは大人向けではありますが、漁業をなんとかしなければ!という思いで、漁師のイメージを変えていこうと始まったプロジェクトです。

変えていくこと、その中で、次の世代に伝えていくこと。
どちらも両輪で進めていくことが大事だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Photo by Jongsun Lee on Unsplash

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