こんにちは、古川です。
自分はここ数ヶ月、ネットで静岡のニュースをチェックするのが日課になっています。
その中でよく目にするのが、“地域活性化”を目的とした各地域の取組みです。
ここでいくつかの記事を簡単に紹介したいと思います。
●JR島田駅北口近くの駅前緑地(通称・三角公園)に期間限定で常設店舗を置く社会実験
●富士の空き店舗活用「まちなかラボ」
●浜松中心市街でLINE活用した情報サービスを開始
●仮想商店街がマルシェ 浜松・中区の砂山銀座で定例開催へ
“地域活性、地方創生”という言葉をよく聞くようになりましたが、実際に地方が活性化されているのか?と聞かれると、
疑問が浮かぶことの方が多いと感じています。
地方を活性化するために地域の活性化に取り組んでいる行政、自治体、商店街など沢山ありますが、どの程度効果が見られたか?と聞かれると、どうも一過性で定量化されていないのではないかと思うのです。
今回私が紹介したニュースはほんの一部に過ぎませんが、実際、地域を活性化するためにどんな取り組みをされているのか?について知っている人は結構少ないんじゃないかと思います。
そこで今回は“地域イベント”にスポットを当てて考えてみたいと思います。
地域イベントは、地域独特のあるコンテンツを用いてイベントを開催している地域は数多くあり、来場者数も多くいらっしゃることから、一見すれば盛り上がっているようには見えます。しかし、あくまでこれは“イベントの時だけ”であって、イベントが終われば集客力が失われているのが現状です。
そのため、イベントの時だけは盛り上がりますが、それ以外ではいつもと変わらない街、商店街になってしまっています。
本当に必要なのはイベントを“開くこと”ではなく、イベントを通じて街や商店街を知っていただき、この街に来たい!と思えるリピーター・ひいては移住・定住者を作ることだと思います。
イベントは上記の目的を叶えるチャンスだと思います。
そこで、イベントを通じて街や商店街を知ってもらうためのポイントを5つ挙げてみました。
①買い物の楽しみやお買得感を訴求
(買い物や飲食を楽しんだり、祭りならではのお買い得な買い物ができる要素)
②イベントとしての楽しみを提供する要素
(ゲームや遊び、パレード、ショーなど、イベントとしての楽しみを提供する要素)
③地域の人たちにイベントに参加してもらう要素
(地域の自治会、子供会、シニア会、少年野球やサッカーチーム、ママさんバレーなどのスポーツや趣味の会、幼稚園や学校、地域の事業所などに働きかけてイベントに参加してもらう)
④商店街のお店を知ってもらう要素
(お店紹介のチラシ、ご来店サービス券の配布など)
⑤賑わいや華やぎを演出する要素
(風船や花の飾り付け、音楽や呼び声などによる演出は、イベントを盛り上げる脇役として不可決)
イベント魅力そのものを設計(コンテンツ・クリエイティブ・演出)をしながら、ターゲットにしっかりと情報を届ける(プロモーション)ことで、イベントが一過性のものにならないための工夫をすることで、街や商店街にまた来たい!と感じてもらえるきっかけとなり、結果、それが地域活性化のひとつとなると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Photo by Aranxa Esteve on Unsplash
MARKETER
MARKETER
マーケター古川 悠作
株式会社アルバイトタイムス SP事業部
休みはフットサルに熱くなり、仕事はマーケターの目でクールにこなす2児のパパ。
【出身地】静岡県榛原郡吉田町
【好きなローカルスポット】秋葉山公園(静岡市清水区)
POPULAR