ローカル地域での『ファンづくり』とは。

ローカルコラム

2018.12.12

朝香 和直

マーケター朝香 和直

こんにちは。

先日は熱海をテーマに観光地をテーマにした地域活性の「あったらいいな」の話をしました。
今回も地域ネタを1つ、ご紹介したいと思います。

観光地「熱海」に住む市民にこそ、還元を。


とある地域では人口流出が課題となっていました。

私が以前、神奈川県で仕事をしていた時、
地域誌の発行・編集をさせていただいたことがあります。

地域を盛り上げたい、元気にしたいと考えている方たちと集まり、
地域に住んでいる方や商売をしている方たちの紹介、
イベント情報などを掲載した地域誌を一緒に作っていました。

その地域にはシニア層が多く、若い世代の流出が問題となっていました。
「この町をもっと知ってもらおう」
「近隣地域に住んでいる方にも来てもらい賑やかにしたい、住んでくれる人を獲得したい」

という課題がありました。


出張サービスのスタート。

この課題に対して地域の人たちがシニア層に対して「出張サービス」を始めました。
この出張サービスが多くの賛同を呼び、取組が「拡散」されることになります。

地域に住むシニア方たちは自力で買い物に行けず、介護サービスを受ける方や、
娘さんや息子さんに頼るしかない方も珍しくありませんでした。

そこで、この地域にある信用金庫さんで独自のサービス(CSR)を始めました。
内容としては週に1度、地域に住むシニア層の自宅を回り、声かけをするというものです。

出張サービスでは、「出張商店街」といい、
地域の店舗が5~6店舗が集まり、地域内を何箇所か回ることで、
遠くまで買い物にいけないシニアの方や、子どもたちに向けて
商品を販売していくというものです。(もちろん、無償です!)

自分も何度が足を運び、インタビューや手伝いをいたしましたが、
毎回足を運んでくれるシニアの方や「この店のこの商品が好き」という方など、
出張商店街のファンになっていただいた方が非常に多かった記憶があります。

本取組で、中には訃報を聞くこともありましたが、
誰かから心配される、声をかけてもらえることは多くの高齢者から喜ばれているサービスです。

地域の一体感がファンを作り、
地域の活性につながる素晴らしい取組だと感じました。


まとめ。

「誰に対して何をするのか?それはなぜか?」をシンプルに突き詰めた結果、
このようなサービスが生まれたと解釈しています。

取組のターゲティングがしっかりしているのはもちろん、
“公共性”が非常に高く、多くの方の共感を呼び、結果、価値が生まれました。

この経験を踏まえて感じた、朝香が考えるマーケティングとは?
を以下の通りまとめてみました。

① ターゲットが困っていることを突き詰めて考える(ニーズの発掘)
② どんなことがあれば(すれば)喜んでもらえるかを考える(価値の提供)
③ 実施することで、どんなベネフィットを与えられたかを振り返る(成果の可視化)

結果:感動が生まれ、集客や後々の売上、利益につながる。


施策を行うと、ついつい結果を求めてしまいがちですが、
まず①~③を考え、実行することでファンを増やす、
ファンになってもらうことが重要だと勉強になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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