失敗を恐れる本当の理由について。

ローカルコラム

2020.10.24

桜井 貴斗

マーケター桜井 貴斗

こんにちは、桜井です。

社会人を10年近く経験すると、こんな私でも多少人材育成に携わる機会があります。

そこで後輩を見ていて感じるのは「失敗を恐れている」ということ。なぜ失敗を恐れてしまうのか?を考えてみたら後輩に限らず、人が失敗を怖がる理由が少し見えてきたため、記事にしてみたいと思います。


失敗とはなにか?

そもそも失敗とはどんな意味か?を改めて調べてみました。デジタル大辞泉では以下のように記載されています。

しっ‐ぱい【失敗】 [名](スル)物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。「彼を起用したのは失敗だった」「入学試験に失敗する」「失敗作」
(デジタル大辞泉 より)

やりそこなうとは「やろうと思っていたけど、結果やれなかった」、という意味。良い結果が得られないこととは「やったけど、誤ってしまった」ことと解釈します。

つまりやらないことが失敗、ということもあるし、やったけどうまくいかなったことも失敗、ということもあるということみたいです。


ビジネスにおける失敗とは?

ではビジネスにおける失敗とはどちらを指すことが多いでしょうか?

薄々お分かりかと思いますが、「やらないことが失敗」がビジネスにおける失敗ではないかと思います。

できるビジネスマンほど多くの失敗をしているように感じます。そしてやらない失敗ではなく、多くのチャレンジをしたけれど、うまくいかなかった経験を失敗と呼んでいます。

でもその失敗を糧にし、活かすことが結果的に成功率を高めることとなり、さらなる成功・成長を遂げているんじゃないと思っています。


チャレンジできない理由

なぜ失敗を恐れてしまうのか?について話を戻します。

ビジネスマンにおける失敗が「チャレンジをしないこと」であることであり、失敗≒チャレンジを恐れている状態にあると定義することにします。

ではなぜチャレンジをできないのでしょうか?

私の近くの人たちでチャレンジをしていない人たちの特徴を3つ挙げてみました。

①働くことに対して明確な目的がない(行先が決まっていない)
②自己評価よりも他者評価を重んじている(ミスを恐れている)
③他責思考が強い(誰かが何とかしてくれると思っている)

以下にそれぞれ解説してみます。


①働くことに対して明確な目的がない(行先が決まっていない)

まず、何のために働いているのか?働く先にどんな自分をイメージしているのか?どんな自分になりたいのか?がない人が多い印象です。

目的の大きい・小さいは関係ないと思っていて、要はゴールを定め、旗を立てて、そこに向かって走る、というシンプルな行動ができていないということです。

当たり前ですが、ゴールがなければ目指す場所もなく、当然チャレンジもしなくなります。

ほどほどでいい、ミスしなければそれでいい。これでは失敗はもとより成功すらしない状態となってしまいます。


②自己評価よりも他者評価を重んじている(ミスを恐れている)

2つ目は評価基準を「自己」ではなく「他者」に委ねているケース。すごい自分というのは人からすごいと言ってもらえる回数や貰える給与、役職・立場によってもたらされると考えているケースです。

他者に褒められるためにがんばる!という姿勢は良いと思いますが、それではモチベーションのそばに他人がいなければならないため、結構不安定だなぁと思っています(=持続性がない)。

また他者の評価を得たいあまり、自分を大きく見せてしまうリスクもあります。その結果、自分の本当の実力が分からなくなり、正当な評価ができなくなってしまう可能性もあります。

100%自分依存である必要はありませんが、自分が認める自分、自分で設定した目的に対してどうだったか?とセルフジャッジできた方が安定したパフォーマンスが出せると考えています。


③他責思考が強い(誰かが何とかしてくれると思っている)

最後は他責思考。スキルがない(と思い込んでいる人)、自分に自信がない(と思い込んでいる人)に多い傾向です。

「私なんてまだペーペーだから・・・」とか「この領域では専門性がないから・・・」などと言い訳をして上席や経験者の顔色を見て黙り込むタイプ。

その人自身は自分のことを他責だとは考えていないことが多いのですが、客観的に行動だけを見ると間違いなく他責です。

本人は「自分が出る幕ではないのでできる人に任せたい」と考えていますが、できる側の言い分としては「できないのならできるように努力して欲しい(自分はそうしてきたから)」と思うはずです。

適材適所の考え方はありますが、それは既に与えられたポジションであれば、努力をしなければなりません。


失敗を恐れている人は極めて無自覚

以上の3つが失敗を恐れている人の特徴ですが、当の本人は失敗を恐れていることに無自覚なことが多いように感じています。それはこれまで①~③のこと(もしくはそれ以外の特徴・傾向があればそれ)を他人からフィードバックされたことがない人だとも言えます。

他人から「失敗怖いの?」と聞かれて「はい」と答えられる人自体は少ないですが(笑)、多くの人は「そんな風に思っていない」と答えるでしょう。

またビジネスにおいて目的や成長意欲がなければそもそもチャレンジをする必要がないため、失敗をしたくない気持ちがあるのも当然。失敗はリスク。でもそのリスクをとってまで成し遂げたいことがあるから、人はチャレンジをするのだと思っています。

よって、成長意欲がない人にフィードバックをしてもケンカになってしまうだけなので(笑)、私は成長したいと考える人にだけ成長の糧となる失敗を享受していきたいと思っています。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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