静岡市にある「店員のいないセルフBAR」

ローカルコラム

2019.11.17

古川 悠作

マーケター古川 悠作

こんにちは、古川です。

先日チームメンバーが、投資、金融、経済情報を身近に感じられるマネーメディア「マネー現代」に掲載されていた記事を紹介してくれました。

『なぜ「ワンオペ」でも成立する?常識破りのクラフトビール店のヒミツ/株式会社トレタ 代表取締役 中村仁氏』

肝心の記事の内容はというと「IT化によって、飲食店のあり方が変わりつつある」と指摘する中村氏。その象徴的な例として、Amazon Goや米国・シカゴの無人ビアホール「Tapster」を紹介していました。

●Amazon

・事前のオンライン決済
(レジがなく、顧客は商品を選んで店内から持ち出すだけ。会計は退店後にオンラインで自動的に完了)
・環境整備のためのスタッフ配置
(お店の利用方法を説明。お客様の不安感払拭が主な役割)

●Tapster

・セルフ型ビールサーバー設置
自分の好きなクラフトビールを選択して、クレジットカードと引き換えにICカードをもうら。そのカードでビールを注ぐことができる。会計の際には、預けたクレジットカードで決済されるため、会計もスムーズ。
・持ち込みOK
料理は、あえてお店で提供してない。外で買ってきたおつまみを自由に持ち込んで良い。
・待ち時間がない
おかわりが欲しくなったら、すぐに自分で取りにいける。店員を呼んで、注文して、商品が到着するのを待つ必要がない。

★Point コストカットの末「無人の店をつくろう」ではなく「顧客満足をどう高めるか」という発想でお店を設計している。両者に共通しているのは、顧客に「何を体験させるか」、「何の価値を与えられるか」から考えられていることだと思います。


静岡市にある「店員のいないセルフBAR」

先日私が営業でお伺いした静岡市内のお店は、「店員のいないセルフBAR」でした。

静岡では珍しい店員のいないBARで、BARの設備をすべて使用でき、自分の好みの空間を作り出すことができる、BARとレンタススペースが融合したお店です。

お店の特徴としては、

・完全予約制
・食べ物の持ち込みOK
・お酒やドリンクは、お客様自身で自由に作れて、セルフの飲み放題
・60分1セット 最大6名まで 
 ※別途120分、180分コースプランあり
・IHコンロ使用、モニターでの映画鑑賞やゲームも自由

お店をはじめたきっかけは、オーナー自身がお客様の立場で考えた時に、知らない人、スタッフの目や存在を気にせずに、自分達だけのプライベートな時間を楽しみたいことがきっかけになったそうです。

そのお店では、大切な人とお酒を飲みながら話をする。女の子とゆっくりお話をする。自分がカッコつける場にしたり、合コン会場として、友達とまったり過ごす。接待場であったり自分達だけの時間、空間を作り楽しむことができます。

先ほどの事例と同様で「顧客満足をどう高めるか」から始まり、お酒を自分達で作る体験ができて、店員がいない完全プライベートな空間が楽しめたり、家でも飲食店とはまた違った新たな価値を与えるお店です。

「顧客満足をどう高めるか?」という課題から入ることで、結果的に無人化またはワンオペも成立するのだと思います。

飲食店は「場・人・商品」

トレタの中村氏は、飲食で特化すべきは、「場」「人」「商品」の3つしかない、と言っています。

3つを70点ずつ取るよりもどこかにエッジを効かせることで、独自性が出て、競合との差別化もしやすくなるでしょう。

例えば、静岡駅中の「AOI BREWING CAFÉ(アオイブリューイングカフェ)」は、wifi、電源つき且つ駅中好立地の「場」を提供しながら、クラフトビールが味わえる「商品」に軸足を置いているお店です。


こういった視点で、お店を見たり、探したりするのも面白そうですね。早速、私も新しい面白いお店を開拓したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Photo by Alex Knight on Unsplash

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