静岡県にプロ野球チームをつくろう!

ローカルコラム

2020.02.06

三浦 奈生

マーケター三浦 奈生

いよいよ今年はオリンピックイヤー。個人的な注目は、野球が3大会ぶりに正式種目として復活するということ。あれだけ世界的に見てもメジャーな競技にも関わらず、正式種目としては危うい立場というのは少し意外な気もします。

理由としては、国によっては球場が用意できない(開催国の負担が増加する)ため、などが挙げられていますが、実は競技人口、ファンが少ないことも原因のようです。

日本のプロ野球も、実はファン(球場に足を運ぶ観客だけではなく、テレビ観戦や、あるいはニュースで試合結果だけを追う形で球団を応援する人も含む広い意味でのファン含む)の数自体は減っているという調査結果があります。観客動員数は逆に、日本プロ野球機構の2017年データではセ・パ合計で9.2%増とあるので、球場に複数回足を運ぶような一部のコアなファンは増えている一方で、特に野球が好きではない、興味や関心のない人が増えているということが言えると思います。

実際、TV地上波での野球中継も10年前に比べると大きく減って見る機会もほとんどありません。野球だけに限ったことではないですが、視聴率がおそらく下がっている、数字が取れないコンテンツになってしまっているのだろうと考えます。

ちょうど先日、ソフトバンクの王前監督が、「プロ野のチーム数は現在の12でなく16球団が望ましい」とのコメントを出されていました。

少子化による野球人口減少、そして上記にあったようなファン減少を考えると、野球人口の拡大、そして未来承継のためには「まず裾野を広げること」が急務。以前ファンマーケティングに関する記事にも書きましたが、裾野拡大のためにはプロ野球人口自体を少しでも大きくし、身近に感じられることが必要、というのが球界側から見ても切実な課題とわかります。




※ちなみにプロ野球機構側の構想としては、球団数を増やし、商業的には成功している現行のクライマックスシリーズを変えること。セ・リーグ、・パ・リーグを日本の東西に分け(例えばセ・リーグは関西以南、パ・リーグを関東以北)、それぞれの優勝チーム同士でリーグ優勝を決めてクライマックスシリーズ、という案のようです)

球団数が増えると、当然、チームの本拠地がおかれる地方が増えます。

その新球団の本拠地候補には、なんと静岡もあがっています。(野球ファンとしては、本当に是非実現して欲しい限りです!)

では、静岡県にプロ野球球団本拠地ができるメリットは何があるのかを考えてみます。

・経済効果
現在の球団の中でも比較的新しい東北楽天イーグルスは、約130億円の売上。観戦者の移動や、近隣飲食店等への派生で200億円以上になると思われます。

・地域振興
地元にチームがあると、それだけ選手やチームを身近に感じることができます。プロ野球選手がいることで少年野球・学生野球が盛んになり裾野拡大につながるはずです。
※もともとサッカーを中心にスポーツ大国の静岡ですが、経済効果の恩恵にあずかるとさらに予算拡大

・地域の誇り
サッカーに次ぐ、シンボル的な存在が増えることで地元民の愛着心が増大します。

・スポンサー
すでに大手通信会社ソフトバンク、楽天が球団保有しているように、例えば静岡ではドコモやauと組み、資金の提供だけでなく、県内のWifi環境を無料整備&県内メディアを立ち上げたり。静岡県民であれば専用アプリでいつでも無料でプロ野球中継を視聴可能にするなども面白そうです。地域のシンボル球団としての価値の向上も図れそうです。
(そして大幅に整備されたネット環境を強みに、首都圏に流失した優秀な人材や仕事を呼び戻せる)

野球に関わらず地元に応援するチームがある、憧れを抱くようなプロの選手がいる。ファンの裾野を広げ、プロ自体の人口やファンを増やすだけでなく、地域が活性化する新たなチャンスでもあります。地元静岡でぜひそれが実現するプロセスを見届けたいですし、そこで何かしら関わることできたら地域への貢献にもつながると思うと、とてもワクワクします!

最後までお読みいただきありがとうございました。

Photo by Megan Ellis on Unsplash

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