「来る、ブーム」と「去る、スーパー」

ローカルコラム

2020.05.28

古川 悠作

マーケター古川 悠作

こんにちは、古川です。

今日は私が「個人的に」気になるワードを少しご紹介したいと思います。

『来る、ブーム』

近頃よく耳にする「一周まわって~」という言い方があります。

かつて注目されたものが時を経て再び脚光を浴びる、言わばリバイバルということらしいです。

例えば昨年大流行したタピオカですが「聞いたことがあるな」と思っていた方もいらっしゃって、実は1990年代にも流行っていました。ブームが去って忘れられたとき、それを知らない世代にすれば「新しい」となります。

歴史は繰り返されるわけで、インスタントカメラの『写ルンです』や『ウォークマン』、そしてカセットテープに再び若者の熱い視線が注がれています。

そんな中でもアナログレコードの人気が再熱しているそうです。

今や音楽業界はCDでもなくネット配信が主流。なのに若い世代のミュージシャンがあえてアナログ盤をリリースしています。その人気の背景には、アナログレコードの愛好家でもある、ミュージシャン山下達郎氏の影響が大きいと言われています。

いまだ現役で優れた楽曲を生み出し、そのライブやパーソナリティを務め、アナログレコードをかけまくるオールディーズのラジオ番組を、高感度な若者たちがこぞって聴いているといいます。

さて、ブーム再熱といえばもう1つ。

今、空前の第3次キャンプブームが到来中と言われています。

火付け役となったのはインスタグラムなどのSNSで、ホテルのような贅沢なキャンプを楽しむグランピング。格好のインスタ素材として持てはやされています。

するとその反動か、一人で過ごすシンプルな「ソロキャンプ」も大人気です。テレビやYouTubeで若い女の子やおじさんが一人キャンプ場で過ごす番組や動画が多数配信されています。

海外版となるとプッシュクラフトという誰もいない大自然の中で自然を巧みに利用してキャンプをする。これがなかなかのハードボイルドで、そのサバイバル的なスキルの高さにうなってしまいます。

『去る、スーパー』

ブームが来るなら、さってゆくモノもあります。

ブームでなくとも当たり前のように日常の中にあり、生活サイクルの1コマ、大きく言えば人生サイクルの1コマにあったモノがどんどんなくなっています。

中でも顕著なのが「若者の〇〇離れ」。

この言い方は昔からよく言われており、特に活字離れ、読書離れがそれです。しかし、今では50代以上のシニア層でも不読率が高いというから、「今どきの若いもんは!」とは言えないみたいです。

ちなみに新聞発行部数を見ると、2000年5370万部が2019年に3781万部、なんと1589万部も激減していました。

その他の「若者の〇〇離れ」では、タバコ離れ、ゴルフ離れ、ギャンブル離れ、車離れ、結婚離れ、酒離れ、スキー離れ、映画館離れ、生命保険離れ、固定電話離れ、そして恋愛離れなどなど。

もう一つ特筆すべきが「スーパー」がなくなっているみたいなのです。

マーケットのほうではなく、電車の名前です。

例えばJR北海道の「スーパー北斗」や「スーパーおおぞら」の名前の「スーパー」がはずされています。「スーパーとかち」もこの3月から「とかち」になってしまいました。

その他、JR西日本の懐かしい「スーパー雷鳥」は改名され、「スーパーくろしお」は「くろしお」に、JR東日本の「スーパーあずさ」も今は「あずさ」です。

「スーパー」は、特急のスピードや車両のグレードの違い等を表していましたが、その区別の必要性が薄れたことや名称が長く呼びづらいこともあるようです。

今後も新しいサービスがどんどんと世の中に生み出され、新たなブームが来るでしょう。また、一方でいつの間にか無くなってしまうものもあります。ただ、それも市場の変化、消費者の変化、競合の変化などに左右されます。

コロナの影響でさまざまな変化が起き、さらに今後も世の中の変化に敏感になり、情報を収集し、体験(経験)し、取り入れ編集(アレンジ)することが求められてくると思います。私も引き続き精進したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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