「100日後に死ぬワニ」炎上から考える「風情」の大切さについて。

ローカルコラム

2020.03.22

桜井 貴斗

マーケター桜井 貴斗

こんにちは、桜井です。

3月20日に100日目を迎えた「100日後に死ぬワニ」がTwitterを中心に物議をかもしています。

『100日後に死ぬワニ』とは
『100日後に死ぬワニ』は、きくちゆうきによる日本の4コマ漫画作品。コマの枠外で「死まであと○日」と明示された作中のワニの100日間を、4コマを1日としたカウントダウン形式で描く。2019年12月12日から作者自身のTwitterアカウントで公開が開始され、以後、翌年の3月20日まで毎日更新された。(Wikipediaより)

100日目はこちら


最終話のあと、すぐに書籍化と映画化、グッズ展開が発表されました。


私個人も毎日投稿を見ていたわけではありませんが、フォロワーの皆さんが話の展開を考察し、Twitter上で盛り上がっている模様はブームになっているなぁと感じていました。

なぜ炎上したのか

言うまでもなく、

  • 「個人のクリエイター発信」に「大手広告代理店(電通)」が関係していたと疑われたこと(その後、電通は関与を否定)
  • 書籍化と映画化、グッズ展開発表のタイミングが早すぎたこと

であると思います。

参考:100日後に死ぬワニ、電通の関与否定

ファンの心理としては、「個人のクリエイター」がこつこつ書いていたマンガが話題となり、SNS上で話題になっていたところ、実は広告代理店が仕組んでいました!と言われたら、残念な気持ちになるのも理解できます。

また関係していたとされる電通は、2015年の女性社員の過労自殺がまだ風化されておらず、「100日後に死ぬワニ」の最終話の「死」と過労自殺がオーバーラップされていることも、炎上の拍車をかけているかもしれません。

さらに書籍化と映画化、グッズ展開発表のタイミングが早すぎたことも、炎上の一因となっていたように感じます。

今回のマンガのテーマが「死」であり、最終話で「死」を迎えた直後に余韻に浸る間もなく、商業的なコンテンツをリリースしたことに風情のなさを感じました。

つまり、読み手への「想像力」が足りていなかった、という1点に尽きると思います。

どうすればよかったのか

あくまで個人の考えですが、どのようにすればよかったのか?について考えてみたいと思います。

例えば、、、

・ワニの死後、四十九日後にリリースする
急なリリースでは風情がないため、ワニの葬式編や法事編をリリースして、ちょうど四十九日後にグッズをリリースする

・マンガの途中でタイアップ先を匂わせる
広告代理店でもアーティストでも、マンガの中にちょこちょこ登場させることでタイアップ企画であることを暗に伝えておく

・タイアップ先は代理店ではなく、メーカーと
広告代理店=売り走るイメージが先行してしまうため、メーカーとのタイアップする。例えばラコステやワニワニパニックとか、グッズがスケールしそうな先であれば尚良し

とても良いコンテンツなだけに、少しの想像力のズレが炎上にまで発展する怖さを感じた一件でしたが、相手への想像力を高めたコミュニケーションを考え直す機会になったのではないかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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