働き方改革は理念から始まる。

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2019.11.16

三浦 奈生

マーケター三浦 奈生

「働き方改革」。

どこの企業も取り組まれているテーマだと思います。先日、その「働き方改革」がすごい!という企業さまを見学・話を聞く貴重な機会がありました。

働き方改革と聞くと、まず思いつくのが「残業時間の削減」でしょうか。
フリーアドレスの会社に出社、もしくはリモートワーク、WEB会議で静岡・東京間でミーティング。連絡は手軽でレスポンスの早いslackで…のような。

さらにオフィスは最新のITインフラが整っていて、カフェのようにくつろげるスペースがあったり、オシャレでかっこいい…。

今回伺った企業さま(株式会社Phone Appliさま、株式会社LisBさま)も、初めはそのような印象でした。

事例:株式会社Phone

例えば東京神谷町にあるPhoneAppliさまは、年間数百社が見学に訪れるほどの先進的なオフィスづくりが有名です。オフィスの中にテントがあったり、ボタン操作一つで、遠く離れた山口県のオフィスにつながったり。仕事の状況によっては当日急遽リモートワークにしたりもできるそう。

かっこいいオフィスや自由な働き方に、最初は「かっこいい!こんなオフィスで働きたい…」「何か新しいものが生まれてきそう」と目が行きがちでしたが、よく見てみると、大きく2つの特徴があることに気がつきました。

・ストレスなく活発にコミュニケーションが取れるようにする
・目標や感謝の気持ち、ミーティングの発話量など目に見えないものから、オフィスや会議室などのハードまで、あらゆるものを「見える化」する

企業の価値を高めるためには、新しい発想やモノ・サービスが何より大事です。その新しさを生みだすためには、社内外の人とのコミュニケーションは絶対不可欠。だからこそのいかにコミュニケーションを多く生み出すか?に徹しているのだと思いました。

さらにそれを誰でも見える形にすることで、自分たちで気づきや共有がスムーズになっていると感じました。

働き方改革先進企業の3つの特徴

さらに、伺った2社に共通していたことが3点あります。

①自分たちの仕事に対する「理念」を持っている
②その「理念」を達成するためには、企業としての「価値を上げていく」ことが必要と考えている
③その価値を上げるためには何が必要かを考え、行動に移す

PhoneAppliさまの例でいうと、

①コミュニケーションのやり方を変え、企業文化の変化と価値向上をお手伝いする、という理念 ②「企業としての理念」を「働き方(=オフィス空間)で外部からも「見える化」、理解し共感してもらうことで価値を高める ③そのために今のオフィスのかたちや働き方、仕事上のルールがある

この①~③が見事に一気通貫しているのです。

働き方改革とは、業務時間を減らし早く帰ることが目的ではなく、より新しい価値やアイデアを生み出す時間をつくるために、阻害になるものは変えていこう、という取り組みだと思います。

就業ルールやオフィスなどの「かたち」はあくまで「結果」であって、それをすることが「目的」ではありません。あくまで目的は、自分たちの理念を実行し、自分たちや社会をより良く豊かにしていくこと。

恐らくどの企業やチームにも理念はあると思います。それがひとりひとりにまで浸透し、本当の意味での理念、行動するための軸になった時に、働き方改革は成功するのだと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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