「サンリオピューロランド」V字復活のヒミツ!とは?

研究レポート

2020.02.15

古川 悠作

マーケター古川 悠作

こんにちは、古川です。

私は普段、平日はTVを見ることはほとんどありません。見るとしたらNEWS番組ぐらいでスマホをいじりながら流しているだけ、TVを見るよりネットサーフィンしていることが多いです。

そんな私ですが、毎週日曜に必ず見る番組があります。

それは皆さんもご存じの日曜7:30~放送されている「がっちりマンデー!!」です。

つい先日も、いつものように番組を見始めていたら、いつの間にか食い入るように見ていて自然とメモを取っていました。

それは、今回の記事タイトルの「サンリオピューロランド」

かつてはサンリオのお荷物と言われ、入場者数も落ち込む一方だったそうです。それが2014年を境目に入場者数は回復。2018年には約219万人と過去最高の入場者数となったとのこと。これだけを聞いただけでも、何かワクワクするのは自分だけでしょうか??

では、何故V字回復することが出来たのでしょうか?

①ターゲット(子どもやその家族 ⇒ 大人の女性に変更)
●ミュージカルではイケメン俳優を起用し、アニメや漫画を原作に俳優がそのキャラを演じる舞台に
●パレードも若者向けにライブのような演出に

イケメン目当ての女性客のリピートが多いため入場料収入が増加。パレードとミュージカルを変えた2015年だけで約32万人増加

②グッズ(テーマパークの収益源としてとても大事)
●大人の女性客向けに普段使いできるもの
●キャラクターごとに商品を出すことで、推しキャラニーズを獲得

ピューロランドでは毎年約600アイテムを新開発されていますが、パーク内で売り出されるために、社長のかわいいが十分でなければ販売中止となるという

③フード
●インスタ映えするフードに変更

お客さまがSNSに投稿、新しいお客を呼ぶキッカケが広がる。シナモンカレーはシナモンの顔の形のご飯を置き、青いカレーを入れる。かまぼこで目、ハムで口とほっぺ、耳はもなかを使い、手作業でシナモンの顔を並べれば完成となる。インスタ映えするようにしたことで、フードの売り上げが2倍に

④朝礼(スタッフ同士が仲良くなる時間に)
お客さんに楽しんでもらうにはスタッフ同士が仲良くないとダメ。以前は各部署ごとに行っていた朝礼を全部署ごちゃまぜにした。多い時は約300人が出社するため、多い時は17回ほど朝礼をして好きな時間の朝礼に参加できる。毎日色んな組み合わせで自己紹介するのでみんな顔見知りになる。しかも朝礼は社員もアルバイトも一緒に行っている

サンリオを知っている人はもちろん、好きな大人の女性はとても多いと思います。

少子化が進む中で子ども向けから大人の女性向けにシフトしたのは納得の経営判断。しかし、狙い通りに結果を出すことは難しいと思います。そういった中で社長は自分の「かわいい」「仲良く」といった感覚的な部分と、マーケティングストラテジーのバランスが抜群で、その結果V字回復を達成出来たのだと思います。

ひとつ疑問としては、子どもやその家族のお客さんはこの改革にどう反応したのでしょうか。

サンリオ好きの人は子どものころからキャラクターが好きだという人が多い印象なので、どの世代でも長く愛される仕組みがあるのかは気になります。

固定概念を払拭し、女性ならではの視点でのお客様を満足させ、何度もリピートできているのは、女性が好きそうなキャラの登場、写真撮影可能、参加型のイベントなど、物販も女性ならではのこだわりがあり、正に女性による女性のためのテーマパークではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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